ポムポムゴリラのブログ

徒然なるままに

3/4 23:50

11年間いつも一緒だった家族のチャイくんが亡くなりました。心不全の末期でした。


チャイくんはどこに今いるのでしょうか。体から魂が抜け、今は精神だけが何処かに行ってしまってるんだと思います。まだこの辺にいるのかな。チャイくんはなんだかんだ寂しがり屋さんだから1人だと心配です。頑張れよって応援しかしてあげられない。


いつもわたしは、チャイくんが万が一いつ亡くなっても後悔しないように、「大好きだよ」と言っていました。

昔、どこかの本だかで読んだ、お話があります。

そのお話は、小さい男の子とペットの犬の話でした。男の子は毎日、犬に「大好きだよ」と言っていました。男の子と犬が年を重ねるにつれ、犬は段々と衰弱していき、亡くなってしまいました。

でも男の子は泣きませんでした。男の子曰く、「犬に毎日、大好きだよって言っていた。だから悲しくない。」と言っていたのでした。


この話にわたしは感銘を受けて、チャイくんに毎日大好きだよ〜おやすみ〜と言って寝ていました。ある時は散歩をしながらたくさんチャイくんに話しかけました。仕事のこと、楽しかったこと、チャイくんの昔話、チャイくんに対する愛情、懺悔、いろいろ。

わたしの寿命を半分あげるから、その分生きてほしかった。一緒に生きたかった。技術がまだ足りなかったですね。生まれる時代が私達ははやすぎたね。


チャイくんになにもしてやれなかった、と後悔しないように、色々考え、実行しました。亡くなってしまった今、わたしは男の子とは違い涙は止まりませんし、とても悲しいです。

でも、毎日毎日言ったので、わたしの気持ちはチャイくんに伝わってるのかなと思います。ほんとうに、本当に大切な存在で、家族であり、兄弟であり、ライバルであり、友達だったとわたしは思っています。

わたしがしつこすぎるのでちょっと避けられたりもしたけど、まあいいでしょう


チャイくんは最後までお利口さんでした。家族がみんな揃っている時に亡くなりました。あの子は人間の言葉が分かっていたように思っていましたが、まさか曜日まで把握していたのでしょうか。

弟は寮暮らしですが、帰ってきている時に、お父さんが夜勤だったのですが、お休みの時に。すごくないですか。本当にすごくないですか。

チャイくんにこれから会えないなんて考えられません。実感は湧いていません。明日も朝になったら気怠そうな顔でソファに寝転がっているのだと思ってしまいます。そしてわたしは慌てながら会社の支度をして、「ちゃいくん、ゴロゴロしてるだけならわたしの代わりに仕事行ってくれん?!」って言うのだと思っていますし、きっとこれからも慣れないのでしょう。本当に1人にさせて、病院の暗くて狭くて心細いところで弱らせてしまったことが辛いです。昨日までは元気そうに見えたのになあ。チャイくん、って言って抱きしめたいです。大好きです。

どうしようなあ。全然慣れないと思う。全然今も涙は出てはいるけど、実感がないんだと思います。フワフワとしている。夢見たい。冷たくなったチャイくんを触っても夢見たいだと思ってしまいます。


チャイくんに楽しみにしてたポップドーナツのゴールデンチョコレートを食べられた時。バレンタインにもらった、銀紙がついたままのチョコを食べられた時、まだ鮮明に思い出せます。どちらももう5年以上も前のことでしたし、チャイくんはそれで何も異常を起こさなかったので、強い犬なんだなと思います。


チャイくんとは思い出がたくさんあります。彼は食には獰猛でしたが、他については達観してたように思います。それかわたしが鬱陶しかっただけか?!まあそれでもいいでしょう。今は無事なのでしょうか。まだここにいるのでしょうか。


まだ語りたいことはたくさんあるけれど今日はここまで。


親愛なるチャイくん。いつまでも愛しているよ。茶色だからチャイくんなんて安直な名前にしちゃったね。気に入ってたかな?もっとかっこいい名前がよかったかな。スミスとか、サタンとか。わたしも精神だけになった時はあんたに会いに行くもんで、何年か、何十年になるか分からんけど、覚えとってよね。そん時はまた一緒に散歩しよ。その時はお喋りできるといいなぁ。意思の疎通がしてみたいな。この家に来てくれてありがとうね。あっという間だったけど、すごくすごく楽しかったし、あんたがいることで生活が色づいていた。あんたを見るだけで笑顔になれる人が沢山いた。愛されていた。花が咲いているようだった。素敵な犬ね。あんたは最高だったよ。犬としても、動物としても、家族の一員としても、わたしにとっても。もう本当に大好き。また会いたいな。絶対会いたい。覚えててよね。また会った時は下手くそなお手を披露してくれよな。精神だから無理かな?あんたも心臓病で息するのも苦しかっただろうけど、生きるのを頑張ってたし、わたしもこれからもめげずに頑張ろうと思う。チャイくんがいないのはもう引きこもりそうなくらい寂しいけど。チャイくんも一歩を踏み出したんだからわたしも頑張らなくちゃね。またね。またね。だいすき。またね。