剥き出しの芸術
名古屋芸術センターで開催されている、ゴッホとゴーキャン展に行きました。
ゴッホの作品は、感情がむき出しになっていて、絵を見るたびに表情が全然異なっていました。私は芸術は感情にてより素晴らしく、味わい深くなるものだと思っています。ゴーキャンの作品は、全てとても綺麗なのだけれど、ゴッホの絵に比べると一枚薄いカーテンが絵の前にあるような錯覚に陥りました。綺麗すぎるのかな?読めない。夢の中の世界みたいでした。
ゴッホ「麦を刈り取る人」「石膏トルソ」「アルルの若い女」こちらの3つの作品が気に入りました。どちらの絵も力強く、物悲しい雰囲気がじんわりと漏れていて、惹かれました。「悲しい」といえばマイナスで、薄暗いものだと感じますが、ゴッホの悲しいは、強烈で鮮明なものだと見て取れました。3つ目の作品は晩年に描いた物らしいです。見てると引き込まれそうになりました。絵の中に入ってしまうような、そんな感覚でした。この女の中に、何を見ていたのでしょう。
彼の作品で「夜のカフェテラス」「星月夜」も大好きなのですが、今回は展示されていなかったです。いつか見れたらいいなあ。
2週間にいっぺんの頻度で芸術に触れたいですね。それではおやすみなさい。